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屋根塗装について

屋根は、外壁より厳しい環境にあり塗膜の劣化も早く進みます。
一般に屋根の場合、アクリル樹脂系塗料3年前後、ウレタン樹脂系塗料5年前後、シリコン樹脂系塗料7年前後の耐久性が有るといわれています。
しかし、塗料のマニュアル通りに施工しても上記の耐候性能を保持していない塗料もあります。正直なところ、5年位で退色・チョーキング現象の発現が見られるようでは施主様に満足して頂けるとは思いません。
「これ以上綺麗に出来ない」というほどの素地面を確保をしても、耐候性に優れた塗料でなければ期待通りの結果を得るには難しくなります。 また、地域により(長野県は特に紫外線が多い)その耐用年数もかわりますので、一概に塗装メーカーの数字に当てはまるとは限りません。

[屋根の縁切りとは?]
屋根は通常屋根材合せ目に隙間があるのですが、塗装する事により重なっている部分が塗料でくっついてしまいます。屋根材同士がくっついてしまうと、侵入してきた雨水が排出されず、屋根下地の腐朽や雨漏りの原因となってしまいます。
縁切りとはこの屋根材の重なり部分で塗料のたまった部分の塗料をそぎ取る事ですが、従来の皮スキやカッター等では十分に塗料を取り除くことができず、漏水の原因になります。弊社では、より確実な「縁切り」を行うため、タスペーサーという縁切り部材の使用を標準仕様にしております。タスペーサー挿入により、確実に縁切りをし、雨漏りや腐朽を防ぎます。

 

 

屋根塗装工事で、お住まいを健康に

屋根塗装風景

屋根塗装工事に限りませんが、一番重要なのは施工技術です。それを簡単に分かっていただくには施工中にご一緒に見て頂くのが一番分かり易いかと思うのですが、そうもいきませんので、施工事例で是非ご確認ください。
ALC板・サイディング・コンクリート等の下地の塗装方法、シリコン樹脂塗料・フッソ樹脂塗料の塗装、屋根塗装や防水工事やシーリング工事や磁器タイルの張替え、コンクリート打ち放し補修工法等を「工事金額」と「工事期間」を見積もりの時点でしっかりと明記致しますので、お気軽にお問い合せ下さい。

屋根塗装の順序説明

施工前の状態は藻やカビがこびり付いています。これを丁寧にこすって落とします。

次に、高圧洗浄にてさらに落としていきます。

高圧洗浄で表面塗膜を完全に剥がした状態のときは吸い込みが激しいくなりますので、下地にサビ止めを塗装します。

サビ止め塗装後に上塗りの1回目を行います。

1回目の上塗り後、2回目の上塗りを行います。上塗を2回行なうことで光沢のある屋根に変身します。

上塗後は 縁切り 作業を行います。縁切りとは、コンクリート構造物の施工をする際に応力の分断をはかるため、構造的に分離することを言います。 瓦と瓦が塗装したことにより塗膜ができ、それを専用の工具で隙間を作ります。
この作業を怠ると毛細管現象で雨や結露した水分が内部に浸入して漏水の原因に。屋根勾配にもよりますが塗装したことにより漏水するケースが多々あります。屋根塗装を行う際は必ず『縁切り作業は行なうのか』の確認が必要!業者によってはこの縁切り作業を省くケースもありますので注意しましょう。
※毛細管現象とは繊維と繊維の「すきま」のような細い空間を、重力や上下左右に関係なく液体が浸透していく現象で、身近なところでは、植物が根から水や養分を全身に運ぶ自然の力のことなどもいいます。

そしてようやく完成となります。
見た目だけでは分からない細かなプロの技術とこだわりの塗料がそこにはあります。