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外壁塗装について

外壁塗装などの塗装工事の最適な時期について

外壁塗装(塗り替え)の時期は

  1. 1.築年数
  2. 2.外壁にひび割れがある
  3. 3.雨筋汚れがひどくてきたない
  4. 4.手摺などの鉄部にさびが発生している
  5. 5.建物の色があせている
  6. 6.かびや藻が発生している
など外壁の状態で塗り替え時期かどうかを判断します。

これらの状態は、みなさんご自身でもチェックできます。建物の外観をいつまでもきれいに保つために定期的なお家の診断をお勧めします。

下の写真は、外壁の一般的な劣化状態です。

手に付着した白い粉は塗膜が劣化しているためで、これはチョーキングと言われています。
また破風板・鼻隠し部分の木部やボード面の塗膜がはがれ、色あせも起きています。
サイディング壁面の目地部分が劣化し亀裂を引き起こしています。
屋根カラーベスト面は色あせて、防水効果に影響を及ぼします。
鉄部は錆に弱く、錆の発生が確認されたら、早めの塗装をおすすめしています。

チョーキング色あせ亀裂錆の発生
施工工程1
色あせ色あせ色あせ亀裂
施工工程2
  • これらの症状を放っておくと、症状が進行して外壁から水が入り込み建物の寿命を縮めることになります。また外壁塗装などの補修費用もかさむことになります。早め早めの診断と塗り替えが建物の寿命を延ばすコツです。
  • 外壁の塗膜がどのくらい長持ちするかどうかの目安として「塗装後の年数」と「建物周辺環境」があります。塗膜は時間が経てば経つほど劣化していきます。
  • その様子は私たちが年を重ねるごとに肌が衰えて行くのと同じです。また四季を通して気候の穏やかな場所と湿気や風雨が多い所とでは、塗膜の傷み方や傷みの進行具合も変化します。

 

■外壁塗装(塗り替え)は8〜15年が目安
・「外壁塗装後の年数」 で見ると、外壁の塗り替えサイクルは8〜13年と言われています。
塗装されている塗料の特徴やグレードによっても異なりますが、このサイクルで塗り替えると、予算的・工期的に見て最も効率的な塗り替えができると同時に、建物の美観を保つことができます。しかし、地域により(長野県は特に紫外線が多い)その耐用年数もかわりますので、一概に塗装メーカーの数字に当てはまるとは限りません。

・「建物周辺環境」 について見た場合、建物の塗膜を劣化させる要因が、周辺にどれだけあるのか、という観点から見ます。
紫外線、塩分、炭酸ガス、雨水などは、すべて塗膜の劣化要因になります。建物のある場所に、これらの要因がどの位多いのか、塗膜の劣化度を判断する好材料となります。 例えば、沿岸部では塩分の影響を受けやすく、鉄部の錆の発生で腐食の度合いが速くなる傾向にあります。また自動車の多い都市部では工場の煤煙や自動車の排気ガスが多いため汚れの進み具合が速くなります。
このほか下地のひび割れが速く現れるの原因としては、交通量の多い道路に面している建物が多いようです。これは車の走行による振動が起因しているようです。
(沿岸部では塩害を受けやすい)

皆様が外壁塗装(塗り替え)をお考えになられた場合は、自宅の築年数、立地・気象条件、現在の劣化状況、前回の塗り替え年(その際使用した塗料の種類)などを考慮していただければと思います。
塗料・塗装は、雨水などの侵入を防ぐ効果(機能)あるいは紫外線から保護する役割があります。塗膜が紫外線や雨水にさらされると、塗膜表面が少しづつ劣化して、建物の美観を損ねていきます。また塗膜表面が退化していくにつれ、汚染物質(塵、埃、さび、かびや藻、排気ガスまど)も付着しやすくなり、汚れが目立つようになります。このまま放置すれば、塗膜の保護効果が失われ、水の侵入や汚染物質が内部に侵入していきます。そうなるとサイディング材は反り返ったり、壁に塗られたラスモルタルなどはひび割れ、コンクリートでは中性化が進行していきます。このような状況になる前に、定期的な点検やメンテナンス(塗り替え)を行うなど、早めの対策による建物の美観維持がのぞまれています。

板貼りの壁・軒天・ドアの塗装事例

Before

ケレン(左より壁・ドア・軒天)

塗装1回目(左より壁・ドア・軒天)

  • 塗装2回目

    • After